「やれることはやれた。男性にはお迎えがきた。私たちにもみんなひとりずつお迎えがきますよね。」って見殺しにした区役所職員の言葉に・・・。 [あきれた]
「やれることはやれた。男性にはお迎えがきた。 私たちにもみんなひとりずつお迎えがきますよね。」
今日の新聞で読んだ記事が、
始めは意味がわかりませんでした。
ある89歳の男性が亡くなりました。
昨年の1月くらいから、男性の認知症の症状に、近所の人たちや、
大家さん、民生委員、男性が受診していた医療機関、
たくさんの人たちが気づいていたそうです。
そして、たくさんの人たちが、何回も区役所に保護を求めたそうです。
男性は、ガスコンロに炊飯器をかけて、ぼやを出しました。
市の消防は、危険と判断して、男性宅からガスを取り外しました。
近所の人たちは、温かいお茶を持って、様子を見に行きました。
昨年11月、区は、やっと、介護事業所に連絡を入れ、
施設に入所できるまで、入浴サービスなどを依頼しました。
入浴サービスに訪れた介護職員は、
男性の住まいの状況のひどさに、
「このままでは死んでしまう。
一刻も早く保護を!」と訴えました。
しかし、区職員は、
「入浴させて、着替えさせるだけでいい」
といったそうです。
数日後、その区職員と介護職員が男性宅を訪れたとき、
男性は、部屋のガラス窓から頭を外に垂れた状態で、
亡くなっていたそうです。
「暖かいベットで人間らしく死を迎える権利がある。
住民たちが何度も手を差し延べようとしたのに、
何もしなかった」と、介護事業所の代表は憤っていると、新聞にはありました。
「服は真っ黒。部屋は散乱し、とても人が住めるような状態ではなかった」という部屋の、
割れたガラス窓から、頭を出した状態で事切れていた男性。
「区の対応は適切だったのか」との朝日新聞の記者の問いに、
区福祉課の課長と係長の応えは、
「やれることはやれた。男性にはお迎えがきた。 私たちにもみんなひとりずつお迎えがきますよね。」
でした。
山田悟課長・岡村俊子係長。
もしも、あなたのお父様が、同じ状況だったら、
同じことを言えるのでしょうか?
せつな過ぎる事件。
あきれるしかない福祉課職員の言葉。
今日、出会ってしまった、悲しい出来事。
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